総合スコア:3.91 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★☆(4.38) |
| やさしさ | ★★★★★(4.78) |
| なじみやすさ | ★★★★★(4.72) |
| 成分品質 | ★★☆☆☆(2.32) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.77) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★★☆(3.95) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
メラノCC ディープクリア酵素洗顔は、酵素(プロテアーゼ)とビタミンC系成分、吸着成分カオリンを組み合わせた化粧品区分の洗顔料です。毛穴の汚れや古い角質に着目した処方で、なじみやすさ4.72・うるおい4.38と使用感に関わるスコアは高めです。
ここで押さえておきたいのは、本品は「化粧品」であり、医薬部外品ではないという点です。メラノCCシリーズの化粧水や美容液は有効成分を配合した医薬部外品ですが、この酵素洗顔は区分が異なります。シリーズ名のイメージに引きずられず、化粧品としての成分構成をフラットに読み解くことが大切です。
グリセリン、水、パルミチン酸、ミリスチン酸、水酸化K、BG、ジグリセリン、ラウリン酸、ステアリン酸、ラウリルグルコシド、アスコルビン酸、3-O-エチルアスコルビン酸、プロテアーゼ、PG、アルギン酸Na、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリクオタニウム-7、カオリン、酸化チタン、水酸化Al、ステアリン酸グリセリル(SE)、BHT、ピロ亜硫酸Na、香料
メラノCCといえば、ドラッグストアで目にする機会の多い人気シリーズです。化粧水や美容液を使ったことがある方も多いでしょう。しかし、このディープクリア酵素洗顔の全成分表を見ると、シリーズの他アイテムとは性格が異なることが分かります。
メラノCCシリーズの化粧水や美容液は、有効成分を配合した「医薬部外品」として販売されています。医薬部外品は、特定の成分について国の承認を受けた区分です。
一方、このディープクリア酵素洗顔は「化粧品」区分です。化粧品には有効成分という概念がなく、成分はすべて同じ「化粧品成分」として扱われます。つまり同じメラノCCの名前がついていても、区分が違うため成分の位置づけや表示ルールが異なるのです。記事や口コミでシリーズ名のイメージが先行しやすい製品ですが、本品はあくまで化粧品の洗顔料として成分を読み解く必要があります。
化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に記載するルールがあります(1%以下の成分は順不同でも可)。本品の酵素「プロテアーゼ」は配合順位13番目です。
成分表の前半はグリセリン・水・脂肪酸(石けんの原料)・水酸化K・BGなどが占めており、これらが処方の大部分を構成します。酵素は中ほどの13番目に位置しており、配合量としては多くないと推定されます。「酵素洗顔」と聞くと酵素が主役のように感じますが、成分表の上では洗浄の主役は脂肪酸+水酸化Kによる「石けん」であり、酵素やビタミンC系成分、カオリンは特徴づけのために加えられた成分群と読み解けます。
11番目のアスコルビン酸はビタミンCそのもの、12番目の3-O-エチルアスコルビン酸は安定型のビタミンC誘導体です。本品は化粧品のため、これらは有効成分ではなく「ビタミンC系成分を配合した洗顔料」という客観的な事実として捉えるのが適切です。
18番目のカオリンは粘土鉱物の一種で、皮脂や汚れを吸着する目的で配合されます。酵素・ビタミンC系成分・カオリンという3つの特徴成分を組み合わせ、「毛穴の汚れや古い角質に着目した処方」として設計された洗顔料といえます。
| 成分名 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| パルミチン酸/ミリスチン酸/ラウリン酸/ステアリン酸 + 水酸化K | 石けん系(脂肪酸+アルカリ) | 脂肪酸とアルカリ(水酸化K)が反応して石けんを形成。さっぱりとした洗い上がりが特徴 |
| ラウリルグルコシド | 非イオン界面活性剤(アルキルグリコシド系) | 植物由来の糖系界面活性剤。穏やかな洗浄補助・起泡補助に用いられる |
| プロテアーゼ | 酵素(たんぱく質分解酵素) | 古い角質などのたんぱく質汚れに着目して配合される酵素成分 |
| ステアリン酸グリセリル(SE) | 非イオン界面活性剤 | 乳化を担う成分。洗浄主体ではなく処方の安定化に寄与 |
洗浄の主体は、脂肪酸(パルミチン酸・ミリスチン酸・ラウリン酸・ステアリン酸)と水酸化Kが反応してできる石けんです。石けん系は弱アルカリ性で、皮脂をすっきり落とし、さっぱりとした洗い上がりになりやすい特徴があります。これに植物由来のラウリルグルコシドと、酵素プロテアーゼが補助的に加わる構成です。
この処方から、洗浄力はしっかりめと推定されます。皮脂や毛穴の汚れに着目した設計で、ベタつきが気になる方には扱いやすい一方、乾燥が気になりやすい方や、洗顔後のつっぱり感が苦手な方は使用感を確認しながら使うのが安心です。
うるおい4.38・刺激感への配慮4.77とスコアが高めなのは、グリセリン・ジグリセリン・BGなどの保湿成分が前方に配合され、洗い上がりの感触に配慮しているためと考えられます。酵素洗顔は毎日使うか週数回にとどめるかで使用感が変わるため、肌の状態を見ながら頻度を調整するとよいでしょう。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| プロテアーゼ | 酵素 | たんぱく質に作用する酵素。まれにアレルギーの原因となる場合があるとされる |
| アスコルビン酸 | ビタミンC | 酸性度がある成分。肌が敏感な方は刺激を感じる場合がある |
| 香料 | 賦香剤 | 配合順位24番目(末尾)。香りに敏感な方は留意 |
| BHT | 酸化防止剤 | 処方の安定化に用いられる成分 |
| ピロ亜硫酸Na | 酸化防止剤 | ビタミンC系成分などの酸化を抑える目的で配合 |
本品で使用感に関わる代表的な成分は、酵素プロテアーゼとビタミンC系成分です。プロテアーゼはたんぱく質に作用する酵素で、ごくまれにアレルギーの原因となる場合があるとされます。初めて使う際は腕の内側などでパッチテストをしてから顔に使うと安心です。
アスコルビン酸(ビタミンC)は酸性度のある成分で、肌が敏感な状態のときには刺激を感じる場合があります。BHTやピロ亜硫酸Naは、ビタミンC系成分などの酸化を抑える酸化防止剤で、処方の品質を保つために配合されています。
香料は末尾に記載され少量と推定されますが、無香料の洗顔料を好む方は留意してください。やさしさ4.78・刺激感への配慮4.77というスコアどおり、全体としては穏やかな処方ですが、酵素洗顔という性質上、肌の調子に合わせて使用頻度を調整するのがポイントです。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| グリセリン | 水分保持に関わる代表的な保湿成分。配合順位1番目と最前列に位置する |
| ジグリセリン | グリセリンが2分子結合した保湿成分。しっとりとした感触を与える |
| BG | 1,3-ブチレングリコール。軽い使用感の保湿成分 |
| PG | プロピレングリコール。保湿・溶剤を兼ねる成分 |
洗顔料としては、保湿成分のグリセリンが配合順位1番目に置かれているのが特徴的です。ジグリセリン(7番目)、BG(6番目)も比較的前方にあり、洗い上がりのつっぱり感を抑える工夫がうかがえます。うるおい4.38というスコアは、こうした保湿成分の配置を反映したものです。
ただし本品は洗顔料であり、配合された保湿成分の多くは最終的に洗い流されます。セラミドやヒアルロン酸といった、肌に残してうるおいを与えるタイプの補修成分は配合されていません。洗顔後のうるおいケアは化粧水・乳液で補うことが前提です。
本品は「化粧品」区分の洗顔料です。化粧品には有効成分という概念がなく、特定の効能をうたうことはできません。本品はビタミンC系成分や酵素を配合し、毛穴の汚れに着目した処方の洗顔料ですが、シリーズ名のイメージから特定の効果を期待するのではなく、化粧品の洗顔料として成分を捉えるのが適切です。
酵素洗顔は製品ごとに想定される使い方が異なります。本品の使用頻度はパッケージの記載に従うのが基本です。古い角質に着目した処方のため、肌の調子がゆらいでいるときや、つっぱり感が気になるときは頻度を控えめにするなど、肌の状態を見ながら調整するとよいでしょう。
本品の洗浄ベースは脂肪酸+水酸化Kによる石けんで、この点は一般的な石けん系洗顔料と共通します。違いは、酵素プロテアーゼ・ビタミンC系成分・吸着成分カオリンといった特徴成分を組み合わせ、毛穴の汚れや古い角質に着目した設計にしている点です。ただし酵素は成分表13番目で配合量は限定的と推定されるため、「酵素が主役」というより「石けん洗浄+特徴成分」の構成と読み解けます。
メラノCC ディープクリア酵素洗顔は、脂肪酸+水酸化Kによる石けん洗浄をベースに、酵素プロテアーゼ・ビタミンC系成分・吸着成分カオリンを組み合わせた化粧品区分の洗顔料です。なじみやすさ・うるおいのスコアは高めで、毛穴の汚れや古い角質によるザラつきが気になる方に検討しやすい処方といえます。
押さえておきたいのは、本品が医薬部外品ではなく「化粧品」である点です。シリーズ名のイメージに引っ張られず、化粧品の洗顔料として成分を捉えることが大切です。さっぱりとした洗い上がりが好みの方には扱いやすい一方、乾燥が気になりやすい方や酵素に敏感な方は、使用頻度を調整しながら使うとよいでしょう。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。