総合スコア:4.21 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★★(4.57) |
| なじみやすさ | ★★★★★(5.00) |
| 成分品質 | ★★★★☆(3.90) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★☆(4.48) |
| ハリ・コシ | ★★☆☆☆(2.17) |
| ツヤ・質感 | ★★★★★(5.00) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
エリクシール シュペリエル ザ セラム aaは、有効成分トラネキサム酸を配合した医薬部外品の美容液です。資生堂エリクシールブランドが掲げる「つや玉」のコンセプトを体現する製品で、全35成分の処方です。
最大の特徴は、**ヒドロキシエチルエチレンウレア(配合順位2番目)**が非常に高い位置に配合されている点です。この成分は角質層の水分保持に関わるとされる保湿成分で、配合順位の高さから本品の処方の中核を担っていると推定されます。うるおい5.00・なじみやすさ5.00・ツヤ・質感5.00と、3項目で満点を獲得しているのは、この成分設計を反映したものです。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】トラネキサム酸 【その他の成分】ヒドロキシエチルエチレンウレア、オトギリソウエキス、水溶性コラーゲン(F)、精製水、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、ジプロピレングリコール、エタノール、ポリエチレングリコール1500、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、マルチトール液、メチルポリシロキサン、エリスリトール、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、モノラウリン酸ポリグリセリル、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル・ヘキサメチレンジイソシアネート・ポリエチレングリコール11000共重合体、エデト酸二ナトリウム、キサンタンガム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、イノシット、ピロ亜硫酸ナトリウム、オリーブ葉エキス、ローズマリー油、海藻エキス(4)、海藻エキス(1)、L-アルギニン塩酸塩、加水分解コンキオリン液、シソエキス(1)、オランダカラシエキス、ヨクイニンエキス、フェノキシエタノール、香料
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| トラネキサム酸 | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
有効成分はトラネキサム酸1種で、承認効能は「肌あれ・あれ性を防ぐ」です。トラネキサム酸はアミノ酸の一種であるリシンをもとに合成された成分で、医薬部外品の有効成分として広く使用されています。
本品では肌あれ予防を目的とした配合ですが、その他の成分(ヒドロキシエチルエチレンウレアなど)による保湿設計と組み合わせることで、有効成分と保湿の両立を図った処方です。
エリクシールブランドが提唱する「つや玉」とは、頬の高い位置に現れる光の玉のようなツヤのことです。この「つや玉」を成分設計の観点から読み解いてみましょう。
本品の処方で最も注目すべきは、**ヒドロキシエチルエチレンウレア(配合順位2番目)**の存在です。有効成分を除くと、実質的に最も多く配合されている成分ということになります。
ヒドロキシエチルエチレンウレアは、尿素の誘導体にあたる保湿成分です。尿素は強力な保湿・角質軟化作用を持つことで知られていますが、高濃度では刺激を感じる方もいます。ヒドロキシエチルエチレンウレアは尿素の保湿特性を活かしつつ、より穏やかな使用感になるよう設計された成分です。
角質層に水分を引き込み、保持する能力に優れているとされ、肌の表面を均一にうるおすことで光を反射しやすい状態を作り出すのが「つや玉」のコンセプトにつながる成分的な根拠と考えられます。
ヒドロキシエチルエチレンウレアだけでなく、本品は保湿成分を多層的に配合しています。
これらが角質層の異なる層に作用し、均一なうるおいの膜を形成することで、光を美しく反射するツヤのある肌を目指す設計です。
加水分解コンキオリン液(配合順位30番目)は、真珠層を構成するタンパク質「コンキオリン」を加水分解したものです。真珠のような光沢感を持つことから、古くから化粧品に使用されてきた成分です。「つや玉」のコンセプトに合致する成分選択といえます。配合順位は末尾付近で少量と推定されますが、処方設計の方向性を象徴する成分です。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| エタノール | 清涼感・揮発性 | 配合順位9番目。みずみずしい使用感に寄与するが、やや多めと推定 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位34番目で少量と推定 |
| 香料 | 賦香剤 | 配合順位35番目(末尾) |
本品で最も留意すべきはエタノールが配合順位9番目と比較的高い位置にある点です。美容液としてのみずみずしいテクスチャーやべたつきの少ない使用感に寄与していると考えられますが、エタノールに敏感な方には注意が必要です。
一方で、パラベンフリーの処方です。防腐剤はフェノキシエタノールのみで、末尾付近の少量配合です。香料が配合されているため、無香料を好む方には留意ポイントです。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| ヒドロキシエチルエチレンウレア | 尿素誘導体の保湿成分。角質層の水分保持に関わるとされる。配合順位2番目で処方の中核 |
| 水溶性コラーゲン(F) | 肌表面に保湿膜を形成。しっとりとしたツヤ感に寄与 |
| 濃グリセリン | 高濃度のグリセリン。しっとりとした保湿感 |
| マルチトール液 | 糖アルコール系保湿成分。さっぱりとした保湿感を持つ |
| エリスリトール | 糖アルコール系保湿成分。清涼感のある保湿 |
| ポリオキシエチレンメチルグルコシド | グルコース誘導体。保水性に優れた保湿成分 |
| 加水分解コンキオリン液 | 真珠由来のタンパク質。ツヤ感に寄与するとされる |
| オトギリソウエキス | セイヨウオトギリソウ由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| 海藻エキス(4)・海藻エキス(1) | 海藻由来の植物エキス。保湿・整肌成分 |
| ヨクイニンエキス | ハトムギ由来のエキス。整肌成分として広く使用される |
保湿設計の最大の特徴はヒドロキシエチルエチレンウレアを処方の中核に据えている点です。この成分を軸に、グリセリン・糖アルコール類・コラーゲンなどを多層的に配合し、角質層全体にうるおいを行き渡らせる設計です。
植物エキスも6種以上と充実しており、整肌成分の多さは成分品質スコア3.90に反映されています。テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット(11番目)やメチルポリシロキサン(13番目)といった油性成分も配合されていますが、いずれも軽い使用感のタイプで、美容液らしいみずみずしさを損なわない設計です。
「つや玉」は肌の表面がうるおいで均一に整い、光を美しく反射する状態を指すコンセプトです。ヒドロキシエチルエチレンウレアや水溶性コラーゲン(F)などの保湿成分が角質層のうるおいに働きかけることで、肌表面のキメを整え、ツヤ感のある印象を目指す処方設計です。ただし、効果の実感には個人差があります。
本品は美容液として設計されているため、化粧水の後・乳液やクリームの前に使うのが一般的な使い方です。同ブランドの製品と併用することで処方設計の方向性が揃いますが、他ブランドとの組み合わせでも問題ありません。
有効成分トラネキサム酸の承認効能は「肌あれ・あれ性を防ぐ」ですが、その他の成分設計ではツヤ・うるおいに重点を置いています。有効成分による肌あれ予防と、ヒドロキシエチルエチレンウレアを中心とした保湿設計を両立させた処方です。
エリクシール シュペリエル ザ セラム aaは、有効成分トラネキサム酸(肌あれ・あれ性を防ぐ)を配合した医薬部外品の美容液です。処方の中核であるヒドロキシエチルエチレンウレア(配合順位2番目)を筆頭に、水溶性コラーゲン(F)・加水分解コンキオリン液・糖アルコール類など多層的な保湿成分を配合し、エリクシールが掲げる「つや玉」のコンセプトを成分設計で体現しています。
ツヤのあるうるおい肌を目指したい方に検討しやすい製品です。エタノールが配合順位9番目とやや多めに含まれる点と香料配合の点は、気にされる方は留意してください。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。