総合スコア:4.11 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★☆(3.96) |
| やさしさ | ★★★★★(4.72) |
| なじみやすさ | ★★★★★(5.00) |
| 成分品質 | ★★★★☆(3.88) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.83) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★★★(5.00) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
イプサ ザ・タイムR アクアは、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムの2種の有効成分を配合した医薬部外品の化粧水です。イプサが独自に提唱する「アクアプレゼンターIII」技術を成分面で支えるのは、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムや2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液(リピジュア)など、保水力に定評のある成分群です。
全22成分とシンプルな構成ながら、なじみやすさ5.00・ツヤ・質感5.00と高いスコアを記録しています。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム 【その他の成分】アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、シャクヤクエキス、精製水、ジプロピレングリコール、濃グリセリン、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、ソルビット液、エデト酸二ナトリウム、クエン酸、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、1,3-ブチレングリコール、クエン酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ノバラエキス、マヨラナエキス、テンチャエキス、フェノキシエタノール
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| トラネキサム酸 | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
| グリチルリチン酸ジカリウム | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
2種の有効成分がいずれも「肌あれ・あれ性を防ぐ」を承認効能としており、肌あれ予防に軸を置いた処方です。トラネキサム酸は抗炎症成分として広く知られ、グリチルリチン酸ジカリウムは甘草由来の抗炎症成分です。同じ効能の有効成分を2種併用することで、肌あれ予防へのアプローチを手厚くした設計といえます。
イプサ ザ・タイムR アクアといえば、「肌の水分状態に応じてうるおいを届ける」とされる独自技術アクアプレゼンターIIIが特徴です。前身の「ME(メタボライザー)」シリーズから進化した保水アプローチを、成分面から読み解いてみましょう。
成分表を見ると、保水に関わる主要成分は以下の3つです。
さらに、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテルやポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテルといったポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン系の可溶化剤が配合順位9-10番目に位置しています。これらは水性成分と脂溶性成分をつなぐ架け橋となり、化粧水のテクスチャーを軽く保ちつつ保湿成分の分散を助ける役割があります。
「アクアプレゼンターIII」という名称は技術的なブランディングですが、成分的に見ると、異なるメカニズムで水分を保持する成分を組み合わせた複合保水設計が本品の核心です。角質層になじみやすいアセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、肌表面に保水膜を形成するリピジュア、水分子を引きつけるグリセリン——それぞれの保水メカニズムが異なるため、重層的なうるおい保持を意図した処方と読み取れます。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位22番目(末尾)で少量と推定 |
本品はエタノールフリー・パラベンフリー・香料フリー・着色料フリーです。防腐剤はフェノキシエタノールのみで、配合順位は末尾です。
全22成分中、使用感に影響を与える可能性のある成分が非常に少なく、刺激感への配慮スコア4.83が示すとおり、敏感な肌への配慮が高い処方設計です。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム | 通常のヒアルロン酸よりも肌なじみが良いとされる保湿成分 |
| リピジュア | 細胞膜のリン脂質に似た構造を持つ保湿成分。保水力が高いとされる |
| dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩 | ビタミンE・C複合誘導体。抗酸化作用が期待される成分 |
| 濃グリセリン | 高濃度のグリセリン。しっとりとした保湿感 |
| ソルビット液 | 糖アルコール系の保湿成分。マイルドな保湿感 |
| シャクヤクエキス | シャクヤク由来の植物エキス。整肌成分として使用される |
| ノバラエキス | ノイバラ由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| マヨラナエキス | マヨラナ(マジョラム)由来のハーブエキス。整肌成分として配合 |
| テンチャエキス | 甜茶由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
保湿成分は水性保湿に特化した構成です。油性の保湿成分がほとんどなく、化粧水としてベタつきを抑えながらうるおいを与える設計になっています。
特筆すべきはアセチル化ヒアルロン酸ナトリウムの配合順位の高さ(3番目)です。有効成分を除くと実質的に最も多く配合されている機能性成分であり、本品のうるおい設計の中核を担っていることがわかります。
また、シャクヤクエキス・ノバラエキス・マヨラナエキス・テンチャエキスと4種の植物エキスが配合されており、整肌成分としてのサポートが充実しています。
MEシリーズは肌タイプごとに分かれた乳液状の製品でしたが、ザ・タイムR アクアは化粧水(ローション)タイプです。剤型が異なるため使用感や処方設計も大きく異なります。現在はザ・タイムR アクアがイプサの化粧水の中心的な製品です。
本品は水性保湿に特化した化粧水で、油性の保護成分は含まれていません。乾燥が気になる方は、乳液やクリームと組み合わせてうるおいの蒸散を防ぐ使い方が推奨されます。
全22成分のうち、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムやリピジュア、ビタミンE・C複合誘導体など機能性成分の配合が充実しています。シンプルな成分数ながら、一つひとつの成分選定にこだわった処方設計といえます。
イプサ ザ・タイムR アクアは、トラネキサム酸とグリチルリチン酸ジカリウムの2種の有効成分で肌あれを予防しつつ、アセチル化ヒアルロン酸ナトリウムとリピジュアによる重層的な保水設計を特徴とする医薬部外品の化粧水です。
全22成分のシンプル処方で、エタノール・パラベン・香料・着色料がいずれもフリーという、刺激に配慮された設計です。みずみずしい使用感で保湿ケアをしたい方、肌あれ予防を医薬部外品で取り入れたい方に検討しやすい製品です。一方、しっかりとした保湿感やハリ・コシケアを求める方は、乳液やクリームとの併用を検討してみてください。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。