総合スコア:4.57 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★★(4.92) |
| なじみやすさ | ★★★★★(5.00) |
| 成分品質 | ★★★★☆(3.84) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.94) |
| ハリ・コシ | ★★☆☆☆(2.17) |
| ツヤ・質感 | ★★★★★(5.00) |
| うるおい保護 | ★★★★★(4.95) |
菊正宗 日本酒の美容液NA5は、54成分にセラミド3種・ビタミンC誘導体3種・アミノ酸12種・バクチオール・プラセンタエキスなどを詰め込んだ「全部入り」処方の美容液です。コメ発酵液(日本酒由来)を配合順位4番目に置き、発酵の力を軸に据えた設計が特徴です。
150mlの大容量で、これだけの注目成分を含む美容液としてはコストパフォーマンスの高さが際立ちます。ただし、54成分にこれだけ多くの機能性成分を入れている分、個々の成分の配合量には注目する必要があります。
水、グリセリン、BG、ナイアシンアミド、コメ発酵液、グルタミン酸、アルギニン、グリシン、アスパラギン酸、セリン、バリン、プロリン、イソロイシン、トレオニン、ヒスチジン、アラニン、フェニルアラニン、セラミドEOP、セラミドNP、セラミドAP、アスコルビルグルコシド、リン酸アスコルビルMg、3-O-エチルアスコルビン酸、プラセンタエキス、アルブチン、グリチルリチン酸2K、バクチオール、加水分解酵母、スクワラン、トリエチルヘキサノイン、イソステアリン酸、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、コレステロール、フィトスフィンゴシン、乳酸Na、PCA、PCA-Na、ラウロイルラクチレートNa、ポリソルベート20、ポリソルベート60、PEG-60水添ヒマシ油、イソステアリン酸ソルビタン、カルボマー、キサンタンガム、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、トコフェロール、エチルヘキシルグリセリン、EDTA-2Na、フィチン酸、水酸化K、酸化銀、フェノキシエタノール、香料
菊正宗 日本酒の美容液NA5の最大の特徴は、54成分に注目成分を惜しみなく詰め込んだ「全部入り」処方です。しかし、全成分表示は配合量の多い順に記載されるルールがあり、ここに処方の実態が表れます。
コメ発酵液は4番目と上位に位置しており、水・グリセリン・BGに次ぐ配合量と推定されます。一方、セラミド3種(EOP・NP・AP)は18〜20番目、ビタミンC誘導体3種は21〜23番目に位置しています。アミノ酸12種は6〜17番目と比較的上位にあり、この処方のベースを支えている成分群と読み取れます。
つまり、この美容液の実質的な軸はコメ発酵液 + アミノ酸12種による保湿です。セラミドやビタミンC誘導体は配合されているものの、配合順位からは少量と推定されます。「全部入り」の看板に偽りはありませんが、全成分が均等に配合されているわけではなく、保湿に重心を置いた処方といえます。150ml大容量でたっぷり使えることを考慮すると、保湿美容液としての設計意図が見えてきます。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| EDTA-2Na | キレート剤 | 品質安定のために配合。配合順位39番目で少量と推定 |
| 水酸化K | pH調整剤 | カルボマーの中和剤として配合。少量と推定 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 広く使用される防腐剤。配合順位53番目で少量と推定 |
| 香料 | 香料 | 日本酒を思わせる香り。香料に敏感な方は留意 |
| BHT | 酸化防止剤 | 製品の酸化を防ぐために配合。少量と推定 |
54成分と多い処方ながら、注意が必要な成分は少なめの設計です。
香料が配合されているため、香料に敏感な方は注意が必要です。EDTA-2NaやBHTは配合順位が後方で少量と推定されます。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| コメ発酵液 | 日本酒由来の発酵液。アミノ酸・ミネラル・有機酸などを含む複合的な保湿成分 |
| グリセリン | 代表的な保湿剤。しっとりとした使用感 |
| BG | 基本的な保湿剤。さっぱりとした使用感で抗菌性も持つ |
| セラミドEOP | ヒト型セラミド。角質層のバリア機能に関わる脂質成分 |
| セラミドNP | ヒト型セラミド。水分保持に関わるとされるセラミド |
| セラミドAP | ヒト型セラミド。角質層の構造維持に関わる成分 |
| アミノ酸12種 | 天然保湿因子(NMF)の主成分。角質層の水分保持に関わる |
| ナイアシンアミド | ビタミンB3。肌のバリア機能サポートやツヤ・ハリに関わる成分として知られる |
| プラセンタエキス | 胎盤由来のエキス。アミノ酸やミネラルを含む整肌成分 |
| スクワラン | 皮脂にも含まれる成分。エモリエント効果に関わる |
| 加水分解酵母 | 酵母を分解して得られるエキス。アミノ酸やビタミン類を含む |
| 水溶性コラーゲン | 肌表面での保水膜形成に関わる成分 |
| ベタイン | アミノ酸系の保湿成分。水分保持力が高いとされる |
保湿成分は非常に充実しています。この美容液の最大の強みといえる部分です。
コメ発酵液(配合順位4番目) が処方の軸です。日本酒の醸造過程で生まれる発酵液で、アミノ酸・有機酸・ミネラルなどを複合的に含んでいます。杜氏の手が美しいという逸話からインスピレーションを得た成分ともいわれます。
アミノ酸12種(配合順位6〜17番目) は天然保湿因子の主成分で、比較的上位に配合されています。グルタミン酸・アルギニン・グリシンなど12種を網羅しており、角質層の水分保持に多角的にアプローチする設計です。
セラミド3種(EOP・NP・AP) はヒト型セラミドで、角質層のバリア機能に関わる成分です。配合順位は18〜20番目と中盤ですが、セラミドは微量でも機能するとされています。フィトスフィンゴシンやコレステロール、水添レシチンなどのセラミド関連成分と組み合わせて配合されている点にも注目です。
| 成分名 | 特徴 |
|---|---|
| アスコルビルグルコシド | 水溶性ビタミンC誘導体。安定性が高く、穏やかに働くタイプ |
| リン酸アスコルビルMg | 水溶性ビタミンC誘導体。リン酸型で安定性に配慮 |
| 3-O-エチルアスコルビン酸 | 水溶性ビタミンC誘導体。即効性があるとされるタイプ |
| アルブチン | ハイドロキノンの糖誘導体。ツヤに関わる成分として知られる |
| バクチオール | マメ科植物由来の成分。レチノール代替として注目されている |
| グリチルリチン酸2K | 甘草由来の整肌成分。肌荒れを防ぐ目的で広く使用される |
3種のビタミンC誘導体はそれぞれタイプが異なり、安定型・リン酸型・即効型を組み合わせた構成です。ただし配合順位は21〜23番目であり、配合量は多くないと推定されます。
バクチオールは近年レチノール代替成分として注目されている植物由来成分です。レチノールと比較して刺激が穏やかとされ、この美容液のやさしさに配慮した処方と一致する選択です。
150mlと大容量で水ベースのテクスチャーのため、化粧水的にたっぷり使う方もいますが、美容液としての処方設計です。化粧水の後に重ねて使うのが一般的な使い方です。
コメ発酵液を配合しているため、ほんのり日本酒を思わせる香りがあります。ただし香料も配合されており、純粋な日本酒の香りとは異なります。香りの感じ方には個人差があります。
本品は化粧品です。ナイアシンアミドは医薬部外品の有効成分として使われることもありますが、化粧品にも保湿・整肌成分として配合されます。化粧品のため、有効成分としての効能効果は標ぼうされていません。
グリセリンが配合順位2番目と多めに配合されているため、しっとりとした使用感です。べたつきの感じ方には個人差がありますが、軽いテクスチャーを好む方は量を調整するとよいかもしれません。
菊正宗 日本酒の美容液NA5は、コメ発酵液を軸にセラミド3種・アミノ酸12種・ビタミンC誘導体3種・バクチオールなどを詰め込んだ大容量美容液です。成分表の並びを読み解くと、実質的には保湿に重心を置いた処方であり、「全部入り」のお得感と保湿力を両立した1本です。
150mlの大容量で惜しみなく使えるため、保湿美容液としてたっぷり重ねづけしたい方に検討しやすい製品です。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。