総合スコア:3.33 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★☆(4.03) |
| やさしさ | ★★★★★(4.65) |
| なじみやすさ | ★★☆☆☆(1.94) |
| 成分品質 | ★★☆☆☆(1.94) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★★(4.60) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★☆☆(2.50) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
ロゼット洗顔パスタ 荒性肌は、1929年発売のロングセラー「洗顔パスタ」シリーズの医薬部外品で、有効成分としてイオウ・感光素201・グリチルレチン酸ステアリルの3種を配合した、にきび・吹き出物や肌あれを防ぐ目的の練り状(パスタ)洗顔料です。
ステアリン酸・水酸化Kなどによる石けんベースに、濃グリセリンやオリブ油・大豆リン脂質などうるおい成分を組み合わせており、うるおい4.03・やさしさ4.65と肌あたりの評価は高めです。約715円・90gという手に取りやすい価格で、長く続く定番処方の安心感が本品の核です。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】イオウ、感光素201、グリチルレチン酸ステアリル 【その他の成分】ステアリン酸、濃グリセリン、水酸化K、PG、白糖、ラウロイルメチルタウリンNa、オリブ油、ミリスチン酸、硬化油、ソルビトール液、ラウリン酸、ラウリン酸ジエタノールアミド、SEステアリン酸グリセリル、POEセチルエーテル、POEセチルエーテルリン酸Na、大豆リン脂質、カルボキシメチルセルロースNa、パラベン、香料
本品は医薬部外品のため、有効成分と配合目的を明記します。
| 有効成分 | 配合目的(承認効能に基づく) |
|---|---|
| イオウ | にきび・吹き出物を防ぐ目的で配合される成分 |
| 感光素201 | 殺菌成分として、にきび・吹き出物を防ぐ目的で配合される成分 |
| グリチルレチン酸ステアリル | 肌あれ・あれ性を防ぐ目的で配合される成分 |
本品の有効成分は3種です。イオウは古くから洗顔料やパック料に用いられてきた成分で、角質や皮脂に着目した処方に配合されることが多い成分です。感光素201は石けん系の洗浄料に伝統的に使われてきた殺菌系の成分で、現在ではあまり見かけない珍しい有効成分といえます。グリチルレチン酸ステアリルは甘草由来成分グリチルレチン酸の誘導体で、肌あれを防ぐ目的で配合されています。
3成分はいずれも「にきび・吹き出物を防ぐ」「肌あれを防ぐ」という方向で配合されており、本品が皮脂や肌あれの気になる肌のコンディションを意識した医薬部外品であることが分かります。なお、有効成分は症状を「治す」ものではなく、あくまで「防ぐ」目的で配合されている点に留意が必要です。
ロゼット洗顔パスタは、1929年(昭和4年)発売という非常に長い歴史を持つ洗顔料です。現代の洗顔料の成分表とは少し趣の異なる成分が並んでいます。その「らしさ」を読み解きます。
まず名前の話から。「洗顔パスタ」の「パスタ(pasta)」はイタリア語で「練り物・ペースト状のもの」を意味します。スパゲッティなどの麺料理を指す言葉でもありますが、ここではクリーム状(練り状)のテクスチャーを表しています。チューブから出てくる、こっくりとした練り状の洗顔料、というのが製品名の由来です。
有効成分のひとつであるイオウ(硫黄)は、温泉成分としてもなじみのある元素で、洗顔料・パック料・にきびケア製品に古くから用いられてきました。皮脂や角質に着目した処方に配合されることが多く、本品では「にきび・吹き出物を防ぐ」目的の有効成分として位置づけられています。イオウ特有のにおいを感じることがあるのも、この成分由来です。
3つの有効成分のなかでも特に珍しいのが感光素201です。感光素は光に反応する性質を持つ色素系の成分で、石けんや洗顔料に殺菌目的で古くから配合されてきました。現代の洗顔料ではあまり見かけない成分で、本品が長い歴史を持つ処方であることを象徴する存在といえます。本品では「にきび・吹き出物を防ぐ」方向の有効成分です。
洗浄の骨格はステアリン酸・ミリスチン酸・ラウリン酸といった脂肪酸+水酸化Kによる石けん系です。石けん系は洗浄力がしっかりしていて泡切れがよいのが特徴ですが、本品はそこに濃グリセリン(その他成分の2番目)、オリブ油、硬化油、大豆リン脂質、ソルビトール液などのうるおい・油性成分を重ねています。古典的な石けん処方をベースにしつつ、つっぱり感に配慮した練り状洗顔料、というのが成分から見た本品の姿です。
洗顔パスタには複数のタイプがあり、本品は「荒性肌」(肌あれが気になる肌)向けとして展開されています。3つの有効成分の組み合わせと、うるおい成分の配合バランスが、このタイプの位置づけを支えています。
| 成分名 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| ステアリン酸 / ミリスチン酸 / ラウリン酸 + 水酸化K | 石けん系(脂肪酸石けん) | 脂肪酸を水酸化Kで中和して石けんを形成。洗浄力がしっかりしていて泡切れがよい |
| ラウロイルメチルタウリンNa | アミノ酸系(タウリン系)アニオン界面活性剤 | きめ細かい泡とマイルドな洗浄感が特徴。石けんを補助 |
| ラウリン酸ジエタノールアミド | 非イオン界面活性剤 | 起泡・増粘の補助に用いられる |
| SEステアリン酸グリセリル / POEセチルエーテル / POEセチルエーテルリン酸Na | 非イオン・乳化系界面活性剤 | 油性成分の乳化や処方の安定に用いられる |
本品の洗浄の主軸は脂肪酸石けんです。石けん系は皮脂や汚れをしっかり落とし、泡切れがよくさっぱり洗い上がるのが一般的な特徴で、洗浄力はしっかりめの部類に入ります。
ただし本品は石けん単独ではなく、アミノ酸系のラウロイルメチルタウリンNaを組み合わせています。アミノ酸系はきめ細かくマイルドな泡をつくる傾向があり、石けんの洗浄感をやわらげる役割を担っていると推定されます。さらに濃グリセリンやオリブ油などのうるおい成分を重ねているため、石けん系の中では洗い上がりのつっぱり感に配慮された設計といえます。
なじみやすさ1.94という数値は「肌になじむ」というより、洗い流す洗顔料としての性質を反映したものです。皮脂や汚れをすっきり落としたい方には扱いやすい一方、極端に乾燥が進んでいる方は洗浄感を強めに感じる可能性があります。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| イオウ | 有効成分 | 特有のにおいを感じることがある。皮脂・角質に着目した成分 |
| 水酸化K | アルカリ剤 | 脂肪酸を中和して石けんを形成。製品は弱アルカリ性寄りになりやすい |
| パラベン | 防腐剤 | その他成分の末尾付近で少量と推定 |
| 香料 | 賦香剤 | その他成分の末尾(最後) |
本品は石けん系のため、製品自体は弱アルカリ性寄りになりやすい処方です。健康な肌は洗顔後に自ら弱酸性へ戻る力を持つとされますが、肌のコンディションが不安定なときは弱アルカリ性の洗浄に敏感さを感じることがあります。
有効成分のイオウは特有のにおいを感じる場合があり、においの好みは分かれるポイントです。香料も配合されているため、無香料の洗顔料を探している方には留意点となります。
防腐剤はパラベンです。パラベンは長く使用実績のある防腐剤ですが、パラベンフリーにこだわる方には選択の分かれ目になります。配合順位の末尾付近にあり少量と推定されます。刺激感への配慮4.60・やさしさ4.65という高めの評価は、石けんとアミノ酸系を組み合わせた洗浄設計とうるおい成分の配合を反映したものです。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| 濃グリセリン | 代表的な保湿成分。その他成分の2番目に配合され、洗浄中・洗浄後のうるおい感に配慮 |
| PG | プロピレングリコール。保湿溶剤として配合 |
| 白糖 | 糖類の保湿成分。しっとりした感触に寄与 |
| ソルビトール液 | 糖アルコール系の保湿成分。うるおい感を補助 |
| オリブ油 | オリーブ由来の植物油。エモリエント(柔軟)成分 |
| 硬化油 | 植物油などを加工した油性成分。感触の調整に用いられる |
| 大豆リン脂質 | 大豆由来のレシチン系成分。保湿・乳化に関わる |
洗顔料というカテゴリの中では、本品はうるおいに配慮した処方です。洗顔料は最終的に洗い流す製品のため配合成分がすべて肌に残るわけではありませんが、濃グリセリンをその他成分の2番目に置き、白糖・ソルビトール液といった糖系保湿成分、オリブ油・硬化油・大豆リン脂質といった油性成分を重ねている点に、つっぱり感を抑える処方意図がうかがえます。
うるおい4.03という評価は、こうした保湿・油性成分の配合を反映したものです。石けん系洗顔料は洗い上がりがさっぱりしやすいですが、本品はうるおい成分を組み合わせることで、しっとり感に配慮した設計になっています。
ただし、本格的なうるおいケアは洗顔後の化粧水・乳液・クリームで補うのが基本です。洗顔料の役割はあくまで「洗うこと」にあります。
いいえ、麺料理のパスタとは関係ありません。「パスタ(pasta)」はイタリア語で「練り物・ペースト状のもの」を意味する言葉で、本品のクリーム状(練り状)のテクスチャーを表しています。チューブから出てくるこっくりした練り状の洗顔料、というのが製品名の由来です。
有効成分のイオウは特有のにおいを感じることがあります。温泉のイオウ泉を思わせるにおいで、感じ方には個人差があります。本品は香料も配合されているため、においの印象は配合バランスによって調整されていますが、においに敏感な方は念のため留意しておくとよいでしょう。
洗顔パスタには複数のタイプがあり、本品は「荒性肌」(肌あれが気になる肌)向けとして展開されています。3種の有効成分の組み合わせと、濃グリセリン・油性成分などのうるおい成分の配合バランスが、このタイプを支えています。皮脂のさっぱり感を重視するタイプなど、ほかのラインナップとは成分構成が異なります。
医薬部外品の有効成分は、症状を「治す」ものではなく「防ぐ」目的で配合されています。たくさん使えばよいというものではなく、製品に記載された使用方法・使用量を守ることが基本です。肌のコンディションが不安定なときは、使用量や頻度を調整するとよいでしょう。
ロゼット洗顔パスタ 荒性肌は、1929年発売のロングセラー「洗顔パスタ」シリーズの医薬部外品です。イオウ・感光素201・グリチルレチン酸ステアリルという3種の有効成分を配合し、にきび・吹き出物や肌あれを防ぐ方向の処方になっています。感光素201は石けん系洗浄料に伝統的に使われてきた珍しい成分で、本品の歴史の長さを物語ります。
洗浄の骨格は石けん系ですが、アミノ酸系のラウロイルメチルタウリンNaや濃グリセリン・油性成分を組み合わせ、つっぱり感に配慮した練り状の洗顔料です。約715円・90gという価格と定番処方の安心感が魅力の一方、イオウのにおいや香料・パラベン配合が気になる方は、別の洗顔料も選択肢になります。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。