総合スコア:3.69 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(4.79) |
| やさしさ | ★★★★☆(4.31) |
| なじみやすさ | ★★★★★(4.67) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(2.64) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★☆(4.03) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★☆☆(2.50) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
雪肌精 化粧水は、グリチルリチン酸ジカリウムを有効成分とした医薬部外品の化粧水です。1985年の発売から35年以上のロングセラーで、トウキエキス・ハトムギエキス・ハマメリス抽出液・メロスリアエキスといった和漢植物エキスを軸にした処方が最大の特徴です。
一方、エタノールが配合順位3番目と高い位置にあり、成分品質スコア2.64・刺激感への配慮スコア4.03と、敏感肌の方にはやや注意が必要な処方でもあります。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】グリチルリチン酸ジカリウム 【その他の成分】精製水、エタノール、濃グリセリン、コムギ胚芽油、トウキエキス(1)、ハトムギエキス、ハマメリス抽出液、メロスリアエキス、酢酸dl-α-トコフェロール、クエン酸、クエン酸ナトリウム、セスキオレイン酸ソルビタン、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ポリオキシエチレンアルキル(12-15)エーテルリン酸(8E.O.)、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)、無水エタノール、パラオキシ安息香酸エステル、香料
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| グリチルリチン酸ジカリウム | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
有効成分はグリチルリチン酸ジカリウム1種です。甘草(カンゾウ)由来の抗炎症成分で、和漢植物を軸にした雪肌精のブランドコンセプトと一致した選定です。
雪肌精 化粧水の成分表を見て最も目を引くのは、エタノールが配合順位3番目に位置していることです。さらに配合順位18番目に「無水エタノール」も記載されています。なぜこれほど多くのエタノールを配合しているのでしょうか。
トウキエキス(1)、ハトムギエキス、ハマメリス抽出液、メロスリアエキスといった植物エキスは、一般にエタノール水溶液を用いて植物から抽出されます。つまり、エキスの原料段階でエタノールが含まれているケースが多いのです。
しかし、配合順位3番目という量はエキス由来だけでは説明しにくく、処方設計として意図的にエタノールを配合していると考えられます。
エタノールには揮発時の清涼感があり、さっぱりとした使用感を生み出します。雪肌精は「さっぱりとしたみずみずしい感触」を特徴とするブランドで、このテクスチャーの実現にエタノールが大きく寄与しています。
また、コムギ胚芽油のような油性成分を化粧水中に均一に溶かすための可溶化にも、エタノールが役立ちます。セスキオレイン酸ソルビタンやモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.)といった乳化剤と合わせて、油性成分を透明な化粧水中に分散させる設計です。
1985年の発売以来、雪肌精は基本処方を大きく変えていないとされます。エタノール高配合の処方は、現代のスキンケアトレンド(エタノールフリーや敏感肌向け)とは方向性が異なりますが、「和漢植物エキスの恵みをさっぱりとした使用感で届ける」という設計思想を35年以上貫いているともいえます。
エタノールに敏感な方には注意が必要ですが、この処方が長年支持されてきた事実は、テクスチャーと和漢エキスの組み合わせが多くの方に受け入れられてきた証ともいえるでしょう。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| エタノール | 清涼感・揮発性 | 配合順位3番目で比較的多量と推定 |
| 無水エタノール | 清涼感・揮発性 | 配合順位18番目 |
| パラオキシ安息香酸エステル | 防腐剤(パラベン) | 配合順位19番目 |
| パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル | 紫外線吸収剤 | 配合順位15番目 |
| 香料 | 香料 | 配合順位20番目(末尾) |
本品はエタノール高配合の処方です。配合順位3番目のエタノールに加え、18番目に無水エタノールも記載されています。エタノールに敏感な方は注意が必要です。
防腐剤はパラオキシ安息香酸エステル(パラベン)を使用しており、パラベンフリーではありません。また、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル(紫外線吸収剤)と香料も配合されています。
刺激感への配慮スコアは4.03と平均的で、敏感肌向けの処方とは異なる設計です。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| 濃グリセリン | 高濃度のグリセリン。しっとりとした保湿感 |
| コムギ胚芽油 | 小麦胚芽由来の植物油。ビタミンEを豊富に含むエモリエント成分 |
| トウキエキス(1) | セリ科トウキ由来の和漢植物エキス。整肌成分として使用される |
| ハトムギエキス | ハトムギ由来のエキス。ヨクイニンとしても知られる整肌成分 |
| ハマメリス抽出液 | ハマメリス(アメリカマンサク)由来のエキス。引き締め感のある整肌成分 |
| メロスリアエキス | ウリ科植物由来のエキス。整肌成分として配合 |
| 酢酸dl-α-トコフェロール | ビタミンE誘導体。抗酸化成分として知られる |
保湿成分は和漢植物エキス中心の構成です。一般的な化粧水に多いヒアルロン酸やセラミドは配合されておらず、濃グリセリンとコムギ胚芽油を保湿のベースに、4種の植物エキスで整肌をサポートする設計です。
この構成は現代の高保湿化粧水とは方向性が異なりますが、雪肌精のブランドコンセプトである「和漢植物の恵み」を体現した処方といえます。
「雪肌精」はオリジナルラインで、エタノール高配合のさっぱりした使用感が特徴です。「雪肌精 みやび」や「雪肌精 クリアウェルネス」は異なる処方設計で、成分構成やテクスチャーが大きく異なります。肌質や好みに合わせて選ぶのがポイントです。
エタノールは配合順位3番目と比較的多量に含まれています。さっぱりとした使用感に寄与する一方、エタノールに敏感な方や乾燥が気になる方には刺激を感じる可能性があります。不安な場合はパッチテストをおすすめします。
パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルは紫外線吸収剤ですが、日焼け止めとしての機能よりも、成分の光安定性を高める目的で配合されている可能性があります。本品は日焼け止めではないため、別途UVケア製品の使用が必要です。
雪肌精 化粧水は、35年以上のロングセラーにふさわしい「和漢植物エキスのさっぱりした化粧水」という独自のポジションを持つ医薬部外品です。トウキエキス・ハトムギエキス・ハマメリス抽出液・メロスリアエキスの4種の植物エキスとグリチルリチン酸ジカリウムの有効成分を軸にした処方は、現代の高保湿トレンドとは異なるアプローチです。
さっぱりとした使用感と和漢植物エキスに魅力を感じる方に支持されてきた製品です。一方、エタノール高配合のため敏感肌の方や乾燥が強い方は、雪肌精 クレンジング ジェルなど同ブランドの他アイテムも含めて検討してみてください。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。