総合スコア:3.38 / 5.0
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★☆☆☆☆(1.03) |
| やさしさ | ★★★★★(4.63) |
| なじみやすさ | ★★★★★(5.00) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(3.18) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★☆(4.39) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★★★(5.00) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
メラノCC 薬用しみ集中対策 美白化粧水 しっとりタイプは、有効成分L-アスコルビン酸2-グルコシドとグリチルリチン酸ジカリウムを配合した医薬部外品の化粧水です。ツヤ・質感スコア5.00が示すとおり、美白ケア(メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ)に注力した処方設計といえます。
一方、うるおいスコアは1.03と低めで、保湿成分は最小限の構成です。「しっとりタイプ」の名称ですが、成分構成を見る限り、保湿よりもビタミンC誘導体の配合に重点を置いた処方です。
※ 本品は医薬部外品です。
【有効成分】L-アスコルビン酸2-グルコシド、グリチルリチン酸ジカリウム 【その他の成分】D-パントテニルアルコール、アスコルビン酸、グレープフルーツエキス、レモンエキス、アルピニアカツマダイ種子エキス、ドクダミエキス、ユキノシタエキス、BG、DPG、乳酸Na液、POE(26)グリセリル、フェノキシエタノール、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、クエン酸ナトリウム水和物、水酸化K、無水クエン酸、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、エデト酸塩、香料、水
本品は医薬部外品のため、有効成分と承認効能を明記します。
| 有効成分 | 承認効能 |
|---|---|
| L-アスコルビン酸2-グルコシド | メラニンの生成を抑え、しみ、そばかすを防ぐ |
| グリチルリチン酸ジカリウム | 肌あれ・あれ性を防ぐ |
有効成分は2種です。L-アスコルビン酸2-グルコシド(AA2G)はビタミンCにグルコース(糖)を結合させた誘導体で、安定性が高く穏やかに働くのが特徴です。グリチルリチン酸ジカリウムは甘草由来の成分で、肌あれ予防を目的に広く使用されています。
美白有効成分(L-アスコルビン酸2-グルコシド)と肌あれ予防成分(グリチルリチン酸ジカリウム)の2本立てで、紫外線を浴びやすい季節の日常ケアを意識した配合構成です。
メラノCCシリーズといえばビタミンCのイメージが強いブランドですが、実は製品ごとに配合しているビタミンCの種類が異なります。この化粧水の成分表を通じて、その違いを整理してみましょう。
本品の有効成分であるL-アスコルビン酸2-グルコシドは、アスコルビン酸(ビタミンC)にグルコース(ブドウ糖)を結合させた安定型ビタミンC誘導体です。ビタミンCそのものは非常に酸化されやすい成分ですが、AA2Gは糖を結合させることで安定性を大幅に高めています。
化粧水は毎日使い、開封後も数ヶ月にわたって使用する製品です。水をベースにした処方中でビタミンCの安定性を保つには、AA2Gのような安定型誘導体が適しています。
一方、メラノCC 美容液の有効成分はアスコルビン酸、つまりビタミンCそのものです。美容液は少量をピンポイントで使用するため、使い切るまでの期間が比較的短いこと、またオイルベース(水が少ない)の処方であることから、酸化しやすいピュアビタミンCでも安定配合しやすい設計になっています。
興味深いのは、本品の「その他の成分」にもアスコルビン酸が配合順位4番目で記載されている点です。有効成分としてではなく「その他の成分」扱いなので、有効成分としての承認濃度とは異なる配合量と推定されます。
AA2Gを有効成分として配合しつつ、整肌目的でアスコルビン酸も加える——メラノCCシリーズのビタミンCに対するこだわりが処方に表れているといえます。
メラノCC美容液にも本品にも共通して配合されているのが、アルピニアカツマダイ種子エキスです。ショウガ科の植物であるアルピニアカツマダイの種子から得られるエキスで、メラノCCシリーズにおけるキー成分の一つと位置づけられています。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 配合順位14番目 |
| 水酸化K | pH調整剤 | 配合順位17番目。アルカリ性成分だが処方中では中和に使用 |
| 香料 | 賦香剤 | 配合順位22番目 |
本品はエタノールフリーの処方です。パラベンも非配合で、防腐剤はフェノキシエタノールのみ。刺激感への配慮スコア4.39と、やさしさスコア4.63がそれを裏付けています。
水酸化K(水酸化カリウム)はアルカリ性の成分ですが、化粧品ではカルボキシビニルポリマーなどの増粘剤を中和してとろみを出す目的で使用されるため、製品中でアルカリ性のまま残るわけではありません。
香料は配合されていますが末尾付近で少量と推定されます。柑橘系の香りが特徴です。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| D-パントテニルアルコール | プロビタミンB5。整肌・保湿成分として知られる |
| BG | 1,3-ブチレングリコール。軽い使用感の保湿成分 |
| DPG | ジプロピレングリコール。さっぱりとした保湿成分 |
| 乳酸Na液 | 天然保湿因子(NMF)の一つ。角質層のうるおいに関わる |
| グレープフルーツエキス | 柑橘由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| レモンエキス | 柑橘由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| ドクダミエキス | ドクダミ由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
| ユキノシタエキス | ユキノシタ由来の植物エキス。整肌成分として配合 |
うるおいスコア1.03の数値が示すとおり、保湿成分は必要最低限の構成です。化粧水の保湿で多用されるグリセリン、ヒアルロン酸、セラミドのいずれも配合されていません。
保湿のベースはBGとDPGの2成分で、どちらもさっぱり系の保湿剤です。乳酸Na液(NMF成分)が配合されているのは注目点ですが、配合順位12番目と多量ではないと推定されます。
本品は保湿を主目的にした化粧水ではなく、ビタミンC誘導体の配合を軸にした処方です。乾燥が気になる方は、後に使う乳液やクリームでしっかり保湿を補うのがポイントになります。
用途が異なります。美容液はピュアビタミンC(アスコルビン酸)配合のオイルベース処方で、スポットケアに向いています。本品は安定型ビタミンC誘導体(AA2G)配合の化粧水で、顔全体に毎日使う設計です。両方を併用する方も多いブランドです。
成分構成を見ると、保湿の軸となるBG・DPGはいずれもさっぱり系の保湿剤です。グリセリンやヒアルロン酸は配合されていないため、成分データ上の保湿スコアは低くなります。使用感の「しっとり」はテクスチャーの質感を表現したものと考えられ、成分による高保湿とは意味合いが異なる点に注意が必要です。
有効成分はL-アスコルビン酸2-グルコシド(AA2G)で、アスコルビン酸とは別の成分です。その他成分のアスコルビン酸(ピュアビタミンC)は、有効成分としてではなく整肌目的で配合されていると考えられます。名前は似ていますが、化学構造も安定性も異なります。
メラノCC 薬用しみ集中対策 美白化粧水は、L-アスコルビン酸2-グルコシド(美白)とグリチルリチン酸ジカリウム(肌あれ予防)の2つの有効成分を軸に、さらにアスコルビン酸やD-パントテニルアルコールなどのビタミン類を重ねた処方です。全23成分というシンプルな構成で、エタノールフリー・パラベンフリー。
保湿力は控えめなため、乳液やクリームとの併用が前提の設計です。ビタミンCを毎日の化粧水で取り入れたい方、メラノCC美容液とのライン使いを検討している方に選択肢となる製品です。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。