総合スコア:3.58 / 5.0(2026年10月時点の成分データに基づく分析)
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| うるおい | ★★★★★(5.00) |
| やさしさ | ★★★★★(4.55) |
| なじみやすさ | ★★☆☆☆(2.14) |
| 成分品質 | ★★★☆☆(2.96) |
| 刺激感への配慮 | ★★★★☆(4.28) |
| ハリ・コシ | ★★★☆☆(2.50) |
| ツヤ・質感 | ★★★☆☆(2.50) |
| うるおい保護 | ★★★☆☆(2.50) |
雪肌精 クレンジングクリームは、ミネラルオイル(鉱物油)を配合1番目に置き、水・BG・セテアリルアルコールと組み合わせたオーソドックスなクリームクレンジングです。油分でメイクになじませるクリームならではの構成で、うるおいの軸は5.00と高く出ています。一方、なじみやすさは2.14と控えめで、これはクリームという剤形と油性成分主体の処方を反映した数値と読めます。雪肌精シリーズらしく、トウキ根・ハトムギ・メロスリア根の和漢植物エキスを保湿成分として配合している点も特徴です。
雪肌精 クレンジングクリームを選ぶ決め手は、「油分でしっかりメイクになじませる」「洗い上がりのしっとり感を重視する」「雪肌精シリーズの和漢植物エキスをクレンジングでも取り入れたい」の3点です。ミネラルオイルは酸化しにくく品質が安定しやすい油性成分で、アンズ核油・エゴマ油・チャ種子油・ハトムギ油の植物油4種も配合されています。
避ける理由になり得るのは、エタノール・フェノキシエタノール・メチルパラベン・香料を含む点と、クリーム特有の油分の多さです。アルコールやパラベン、香料を避けたい方、あるいはさっぱりした洗い上がりを好む方は、同シリーズのジェルタイプなど別の剤形を検討する選択肢もあります。
ミネラルオイル、水、BG、セテアリルアルコール、ステアロイルグルタミン酸、アンズ核油、エゴマ油、グリチルレチン酸ステアリル、チャ種子油、トウキ根エキス、トコフェロール、ハトムギエキス、ハトムギ油、メロスリア根エキス、(アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー、エタノール、カルボマー、ジメチコン、ステアリン酸グリセリル、セスキオレイン酸ソルビタン、ポリソルベート80、ラウリン酸ポリグリセリル-10、水酸化Na、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
(全26成分)
※化粧品の全成分表示は原則として配合量の多い順ですが、配合量1%以下の成分は順不同で記載できるルールがあります。本品では6番目のアンズ核油以降が五十音順に近い並びになっており、この付近から1%以下の成分群に入っている可能性があります。そのため、6番目以降については「表示順=配合量の順」とは限らない点にご留意ください。
本品の成分表を眺めると、6番目以降に規則性があることに気づきます。
| 並び | 成分 |
|---|---|
| 1〜5番目 | ミネラルオイル、水、BG、セテアリルアルコール、ステアロイルグルタミン酸 |
| 6〜14番目 | アンズ核油 → エゴマ油 → グリチルレチン酸ステアリル → チャ種子油 → トウキ根エキス → トコフェロール → ハトムギエキス → ハトムギ油 → メロスリア根エキス |
| 15〜26番目 | (アクリル酸/アクリル酸アルキル(C10-30))コポリマー → エタノール → カルボマー → ジメチコン → ステアリン酸グリセリル → … → 水酸化Na → フェノキシエタノール → メチルパラベン → 香料 |
6〜14番目と15番目以降で、それぞれ五十音順に近い並びが繰り返されています。化粧品の全成分表示では、配合量1%以下の成分は順不同で記載できるため、メーカーが「植物油・植物エキスなどの特徴成分のグループ」と「基剤・乳化・防腐などのグループ」に分け、それぞれを五十音順に並べた可能性が考えられます。
ここから言えるのは、配合量の多寡を順番から推定できるのは上位5成分までということです。たとえば和漢植物エキスが10・12・14番目にあるからといって、エタノール(16番目)より多いとは限りませんし、その逆も同様です。配合順位と配合量の関係は化粧品の成分濃度・配合量は成分表のどこで分かる?で詳しく解説しています。
| 成分名 | 分類 | 特徴 |
|---|---|---|
| ミネラルオイル | 油性成分(炭化水素油) | メイクの油分となじみやすく、クリーム全体の主軸を担う |
| ステアロイルグルタミン酸 | 界面活性剤(アミノ酸系) | クリームの乳化を担う。酸の形で表示されており、一般に処方中のアルカリ(本品では水酸化Na)と組み合わせて使われる |
| ステアリン酸グリセリル | 非イオン界面活性剤 | 乳化・クリームの安定化に用いられる |
| セスキオレイン酸ソルビタン | 非イオン界面活性剤 | 油になじみやすいタイプの乳化剤 |
| ポリソルベート80 | 非イオン界面活性剤 | 水になじみやすいタイプの乳化剤 |
| ラウリン酸ポリグリセリル-10 | 非イオン界面活性剤 | ポリグリセリン系。すすぎ時の乳化を助ける |
クリームクレンジングのメイク落としは、主に油性成分がメイクの油分になじむことで成り立ちます。本品ではミネラルオイルが配合1番目にあり、これがファンデーションなどの油性のメイクを浮かせる主役と考えられます。
乳化成分は油になじみやすいタイプ(セスキオレイン酸ソルビタン)と水になじみやすいタイプ(ポリソルベート80、ラウリン酸ポリグリセリル-10)が組み合わされており、クリームとしての安定性と、拭き取りや洗い流しの際のなじみの両方に配慮した構成と読めます。
洗浄力:中程度。オイルクレンジングほど油性成分の比率は高くない一方、ジェルやミルクよりは油分が多い、クリームらしい中間的な位置づけです。ウォータープルーフのポイントメイクは専用リムーバーを併用すると落としやすくなる場合があります。使用方法は、メイクとなじませたあとティッシュで拭き取るか、水またはぬるま湯で洗い流すかを選べるとされています(販売店掲載の使用方法より)。クレンジングの剤形ごとの違いはクレンジングは成分のどこを見る?で整理しています。
ミネラルオイルは石油を精製して得られる炭化水素油で、「鉱物油」とも呼ばれます。「肌に悪い」「毛穴が詰まる」といったイメージで語られることがありますが、化粧品に用いられるものは高度に精製されており、酸化しにくく品質が安定しやすいことから、クレンジングやベビーオイルなどに長く使われてきた成分です。
一方で、植物油やエステル油と比べると肌表面に残る感触が重めに感じられる方もいます。ベースオイルの違いによる使用感の差はクレンジングオイル4品の成分比較、ミネラルオイルの評判の背景はミネラルオイル(鉱物油)は肌に悪い?で整理しています。
| 成分名 | 特性 | 備考 |
|---|---|---|
| エタノール | 溶剤 | 配合16番目。1%以下の成分群に含まれる可能性が高いが、アルコールが苦手な方は留意 |
| フェノキシエタノール | 防腐剤 | 化粧品で広く使われる防腐剤 |
| メチルパラベン | 防腐剤 | パラベン類。パラベンを避けたい方は留意 |
| 香料 | 香り成分 | 香りに敏感な方は留意 |
注意成分として挙がるのは、エタノール・防腐剤2種・香料の4つです。いずれも化粧品では一般的な成分で、配合されていること自体が問題になるわけではありませんが、特定の成分を避けている方にとっては判断材料になります。
エタノールについては、同ブランドの雪肌精 化粧水では配合3番目と上位にありますが、本品では16番目と後半です。エタノールの役割と向き不向きは化粧品のエタノールで肌荒れする?、防腐剤についてはパラベンは本当に危険?とフェノキシエタノールは安全?で解説しています。肌に合うかどうかには個人差があり、赤みやかゆみが出た場合は使用を中止してください。
| 成分名 | 役割 |
|---|---|
| BG(1,3-ブチレングリコール) | 保湿剤・エキスの溶剤 |
| アンズ核油 | 植物油。エモリエント成分 |
| エゴマ油 | 植物油。エモリエント成分 |
| チャ種子油 | 植物油。エモリエント成分 |
| ハトムギ油 | 植物油。エモリエント成分 |
| トウキ根エキス | 和漢植物エキス。保湿成分 |
| ハトムギエキス | 和漢植物エキス。保湿成分 |
| メロスリア根エキス | 和漢植物エキス。保湿成分 |
| グリチルレチン酸ステアリル | 甘草由来の整肌成分(油溶性) |
| トコフェロール | 抗酸化剤。油性成分の酸化を防ぐ目的で配合されることが多い |
うるおいの軸が5.00と高く出ているのは、ミネラルオイルを主軸に植物油4種とBGを組み合わせた、油分と保湿剤の両方を持つ構成を反映したものです。洗い上がりに乾燥感が出にくい方向の設計と読めます。
トウキ根・ハトムギ・メロスリア根の3種は雪肌精シリーズに共通する和漢植物エキスで、本品では保湿成分として配合されています。グリチルレチン酸ステアリルは甘草由来の成分で、化粧品では整肌成分として用いられます。同じく甘草由来のグリチルリチン酸2Kとの違いはグリチルリチン酸2Kとはが参考になります。なお、これらは6番目以降の順不同ゾーンに位置するため、配合量の目安は成分表からは判断できません。
同じ雪肌精ブランドにはクリアウェルネス クレンジング ジェルもあります。大きな違いは剤形とベースです。
| 比較軸 | クレンジングクリーム(本品) | クレンジングジェル |
|---|---|---|
| 剤形 | クリーム | ジェル |
| ベース | ミネラルオイルが配合1番目 | ジェル基剤(成分構成は解析記事を参照) |
| 使用感の方向性 | 油分が多く、しっとり寄り | クリームより軽い感触になりやすい |
しっとり感やメイクとのなじませやすさを重視するならクリーム、軽い使用感を重視するならジェル、という選び分けが一つの目安になります。
本記事で解析している雪肌精 クレンジングクリームは化粧品として扱っています。雪肌精ブランドには医薬部外品(薬用)の製品ラインもありますが、本品とは別の製品です。購入時はパッケージの表示をご確認ください。
トウキ根エキス・ハトムギエキス・メロスリア根エキスは配合10・12・14番目にあり、1%以下の成分が順不同で記載されている可能性が高いゾーンに位置します。そのため、成分表から配合量を判断することはできません。
化粧品用のミネラルオイルは高度に精製されており、クレンジングでは洗い流す・拭き取ることを前提に使われます。ただし肌質や使い方によって感じ方には個人差があります。気になる場合はすすぎを十分に行い、肌の様子を見ながら使ってください。
本品は油性成分を主軸にしたクリームです。まつげエクステのグルーは油分と相性がよくない場合があるため、施術したサロンの案内に従ってください。
雪肌精 クレンジングクリームは、ミネラルオイルを主軸に植物油4種と和漢植物エキス3種を組み合わせた、しっとり寄りのクリームクレンジングです。うるおいの軸5.00、やさしさ4.55と高めのスコアで、油分でメイクになじませるクリームらしい処方設計といえます(2026年10月時点)。
一方で、エタノール・メチルパラベン・フェノキシエタノール・香料を含むため、これらを避けたい方には別の選択肢が向いています。また6番目以降は順不同ゾーンと考えられるため、和漢植物エキスの量を成分表から読み取ることはできません。剤形ごとの選び方はクレンジングは成分のどこを見る?もあわせてご覧ください。
※ 本記事は全成分表示に基づく成分情報の可視化であり、医学的助言や効能効果の保証ではありません。肌の状態には個人差があります。気になる症状がある場合は皮膚科専門医にご相談ください。